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医学的には非常識?自分の体でしゃがみ姿勢チェック

しゃがんで姿勢チェック

 

しゃがみ姿勢チェック

しゃがみ姿勢チェック

 

前回の股関節の可動域を体感できるのが、しゃがみ姿勢チェックです。 知ったところでできなきゃ意味が無いので、自分の骨格の動きをチェックしておきましょう。

 

【1】壁を背にしてまっすぐに立つ。腰の後ろに手を入れて、くびれ(腰椎前彎)があります。背骨のS字カーブの分、へこんでいることを確認しましょう。

 

【2】そのまま、膝を曲げてゆっくりとしゃがんでいきます。 するとたぶん、最初に違和感を感じるのはかかとでしょう。 かかとを上げないとしゃがめないことがわかります。 またこの時に、腰のくびれの部分の筋肉も動いてくることがわかります。 何度か上下を繰り返して確認しましょう。

 

【3】そのままかかとを上げると、腰のくびれがなくなるのとと一緒に上半身が少し前傾します。

 

できましたか? これでわかるのは、しゃがむと腰は曲がる。 理由は股関節の可動域は60度程度(ロルフィングでは70度説もあり)だからです。 ちなみに医学的には股関節の可動域は120度です。  でも、あなたが実際に体験してどうでしたか?

 

本当に常識通りに120度あるのなら、腰の後ろのくびれはなくならないのですよ。 もし上記のチェックで腰のくびれがなくなるのを確認できれば、股関節の可動域は60度+腰痛の変形 なのです。

 

そしてもう1つ。 体はつながっているので、ある部分だけをトレーニングしても使えるわけではないんですね。 今回の例なら、多くの人はしゃがむ時には、カカトは上がってしまいます。 でも柔軟性とバランス感覚がある人は、かかとをつけたまましゃがめます。

 

では、しゃがんだまま背筋を伸ばせるでしょうか? これをできる人はいないでしょう。 つまり、背筋を伸ばすには背筋だけじゃなく、かかとや股関節など別の部分の影響を受けるということです。

 

これがわかれば、腰痛になる座り方、ならない座り方もわかりますよね。 具体的に言えば、低い椅子はしゃがんだ状態になりやすいので、姿勢が悪くなり腰を痛めるってことです。 だからやらなきゃいいだけ。腰痛なんてその程度の話です。