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「腹筋運動」は腰痛の原因なので推奨できない

「腹筋運動」は腰痛の原因 バスケ協会

いわゆる腹筋は腰痛になるのでやめようね♪
というのを日本バスケットボール協会が伝えています。

朝日新聞デジタルのこの記事
http://www.asahi.com/articles/ASKDD0C4SKDCUTQP03H.html

 

ひざを曲げた状態か、伸ばした状態かに関わらず、上体起こしで脊椎(せきつい)が圧迫される力は、米国立労働安全衛生研究所が定めた腰痛につながる基準値と同等だとする研究結果を発表した。何度も繰り返すことで、背骨の間の椎間板(ついかんばん)を痛めるという。

 

この記事にある腰痛の原因と予防法のイラストがこちら。

腹筋運動の注意点
http://www.asahi.com/articles/photo/AS20171213004681.html
より画像引用

腰痛予防は【腰は自然な角度のまま動かさない】ことが大切なのですが、いわゆる腹筋運動腰椎が不自然な角度になるのでダメなんですね。

いわば腹筋運動は、脊椎を圧迫するための動きでもあるわけですね。
腰椎の椎間板にテコの原理で圧力をかけるわけですから、ほぼ運だめし。

まぁこれがトレーニングならまだ腹筋も鍛えられますが、日常の姿勢が悪い場合には大当たりの確率はアップするわけです。

でもこの上記のイラストに、【腰は自然な角度のまま動かさない】とあります。
ぶっちゃけ腰痛なんてこれだけといっていいでしょう。

 

腰の角度

仰向けで自然な角度をこうとします。

腰の自然な角度

 

ここから腹筋をやると、腰椎はこうなります。

腰椎の角度

あくまでイメージですが、背骨の1つ1つのバランスが崩れた状態になります。
この状態で圧力をかけるのが危険なんですね。

よく、重いものを持ち上げた瞬間にギックリ腰になりますが、まさにこの状態になるからですね。

何度もお伝えしている椅子の座り方も、腰の角度をキープするためです。
正しい姿勢を保ちながら腰痛になることは難しいですから。

 

なによりスポーツの場合、ギックリ腰になるか?ならないか?という基準ではありません。
ケガの予防は大前提で、そのうえで体を鍛える必要があります。

そういった意味では、スポーツ界がここまで具体的にアドバイスする時代になったんですね。

とてもいい傾向ですね。