電車の迷惑行為で毎年 上位に入るのが座席マナー。
姿勢が悪いと体にも悪く、マナーも悪いという悪循環。
駅と電車内の迷惑行為ランキング
全国72社の私鉄が加盟する日本民営鉄道協会(民鉄協)では、毎年ホームページ上で行っているアンケート調査があります。
ニュースとしては、今年の調査だとリュックがジャマ!というのが迷惑度1位なんですね。
ほか、ヘッドホンの音漏れや、車内の化粧、携帯電話の通話などはランクが下がったり。
個人的に気になるのは、ベビーカー。
2009年から2014年までは「混雑した車内へのベビーカーを伴った乗車」という項目があったが、2014年3月に国土交通省が電車内ではベビーカーを畳まなくてもよいというルールを定めたため迷惑行為とみなされなくなり、2015年以降はランキングから消えた。
ルール化されたら迷惑じゃなくなるなんて、自分の意思も考えもないのかよ?と思ってしまうのですが、まぁいいです。
座席の座り方マナー
さて本題。
スマホがらみとかは社会の変化で勝手に増減することってあります。
サラリーマンのリュックが増えたから、迷惑行為になるとかね。
そう考えると座席の座り方って、これからもずーーっと残る問題でしょう。
でも相変わらず対策がされずに、トップ3に入る迷惑行為なんですね。
ところが何年もトップクラスなのに、対策がないまま。
たしかに投げ出した足とか、開いた足ってじゃまなんですよね。
もちろん幅をとるとか荷物を置くってのは論外ですけどね。
必要なのは座席の高さ
これ座席で対策できます。
鉄道会社もやってます。
シートの色分け、仕切り、あるい座面にへこみを設けるバケットシート化など、区切りを設けたりするなどの例がある。
でも、足を投げ出したり足を開いたりってこれらとはあまり関係ないんです。
じゃぁ何が1番関係するかというと、座席の高さです。
本当の正しい姿勢で説明しているように、イスが低いと腰が曲がります。
腰が曲がるストレスを開放するために、足を伸ばさなくてはいけません。
イスが低い場合、足を伸ばした方が体の構造上ラクってことです。
座席が低い(現在)
因果関係を図にすると、こうなります。
あくまで【1】の股関節60度ルールが原因です。
【1】イスが低いと股関節(腰)が楽な60度以上をキープできない。
【2】股関節を開くために、膝を下げる。膝を下げたら、膝下は伸ばすしかない(膝の構造的+座席と床の物理的空間の余裕的に)
【3】足を前に出すことで、重心が不安定になる。
※姿勢を意識するとこのパターン。
無意識で座ると【3】→【2】
男性の場合は足を揃えることは、あまりありません。
そのため、足を開くことになるんですね。
座席が高い
逆に座席が高い場合、上記の座席が低い場合のデメリットがなくなります。
足を投げ出す理由もありません。
ちょっとわかりやすく、座席を高めにしたイラストだとこうです。
そもそも、足を前に出せる幅が少なくなるわけですね。
前にださずに体重を掛けた方が、腰への負担もなく楽なのです。
かつ、足を前に出す理由がなくなるので、座席の奥行きが少なくても済むわけです。
つまり、同じ車両でも少しだけ広く使えるということですね。
まとめ
これからも続く電車の座席マナー問題。
確実な対策は、座席を低くすることです。
とはいえ、大きな公共機関ですから難しいでしょうけどね。
なので、自分の管理できる範囲だけでも、座り方を良くしておきましょう。