イスではなく自分の腰を基準にする
腰痛にならないイスの高さは、【股関節の60度をキープできる高さ】です。
つまり人によって違うので○cmとはでません。
それでも参考までに私のイスの高さを・・・
と言いたいのですが、もうスタンディングデスクで10年以上なのでイスがありません。
なので仕事でで座るということがないのですが、座るならこうするね!
という重要なポイントをお知らせします。
腰を曲げないために股関節の60度をキープ
まず腰を曲げないために、股関節の60度を保つことです。
このくらいの高さが必要です。
よく「正しい姿勢」などは、股関節が90度になってしまうので腰を痛めます。
というか、↑この「正しい姿勢」で座り続けてる人っていないですよね?
そりゃ人間の体は、「正しい姿勢」は不自然なので維持できないんです。
その大きな理由が、「股関節が90度」を保てないからです。
股関節が90度を保てないとどうなるのか?
腰がまるまります。
体育すわりをしたら背筋が伸びないというのが、わかりやすいと思います。
猫背は背中ではなく、下半身(股関節)できまるんです。
※正しく座ると腰を痛める
イメージですが、一般的に言われる「正しい座り方」の股関節90度と股関節60度を骨格モデルにすると、こんな感じになります。
左が90度に腰をまげた、いわゆる「正しい座り方」です。
右が60度をキープした「腰痛予防の座り方」です。
水色が骨盤の傾きのイメージです。
赤色が腰骨のラインです。
90度座りだと、腰椎が背中側に飛び出すのがわかります。
これは自分でも確認できますね。
いわゆる「正しい姿勢」で座ると腰を丸めつつ、座骨や鼻骨に不自然な体重のかかり方がするのがわかりますね。
イスがどうのこうのではなくて、自分の腰椎がどうなるのか?
これがいちばん大切です。
体重を腰ではなく足で受ける
イスに座るとおしりに体重がかかります。
でもお尻は体重をかけ続けるパーツではありません。
体重をかけ続けてよい体のパーツは、足裏だけです。
そのため、座る場合も体重は足裏にかける必要あります。
でもほとんどの場合は、上半身の体重を腰(骨盤~腰椎)で受けてしまっています。しかも上記で説明のとおり、腰を曲げて体重をかけているのです。
対策としては腰に体重をかけずに、足裏に体重をかけることです。
でも、いわゆる正しい姿勢では、体重のすべてが腰にかかってしまいます。
↑の画像では、左がいわゆる「正しい姿勢」。
やればわかりますが、体重は腰にかかります。
腰を曲げて腰に体重をかけるのですから、そりゃ腰は壊れます。
でも右のような高さならば、腰ではなく足裏に体重をかけることができます。
この体重のかかりかたの点からも、イスには高さが必要なのです。
まとめ
イスに高さが必要な理由は、
- 股関節の60度をキープできること
- 足裏で体重を受けること
ということです。